私の体調が、精神的状況が最悪な時、母が泊まり込んで何かと手助けをしてくれました。
母と言っても本当は義理の母なのですが、私の中では決して「義母」ではないので、ここでは「母」と呼ばせてもらいます。
ご飯を作り、泣いてばかりいる私の話を聞き、眠いと言えば眠らせてくれ、とにかく、甘えさせてくれました。
そんな中、母が言ってくれた言葉が、今でも私を支えてくれています。
母は電車で一時間ほどのところに住んでいて、仕事こそしていないものの、家庭もある。
ある日、そっちの様子が心配になった私が「あっち、大丈夫? いつまでいて平気なの?」
と聞くと、母は本当に事も無げに、「元気になるまで、いつまでもよ」
と言ってくれたのです。
その時の私の気持ち、わかってもらえるでしょうか?
私自身もとにかく「早く回復しなきゃ、早く元気にならなくちゃ」と思ってる。
パパも口には出さないけど、きっとそう思ってる。
とにかく、「元気にならなくちゃダメ!」って四方八方から言われている気がする。
その時にもらった、母のこの一言。
簡単ににいってしまえば「焦らなくていいんだ」って思ったというだけの話。
そうなんだけど、そう思えることが、そう思っていてくれる人がそばにいることが、いかに私の助けになったか……。
それから、もう一つありがたかったのは、まわりの人が私を「精神論」で追い込まなかったこと。
「体が元気になれば、自然に気持ちもついてくるよー」と言うような雰囲気をみんなが放っていてくれました。
「母親なんだから、しっかりしなさい」「赤ちゃんがかわいければ幸せと思えるはずでしょ?」というようなことを言う人は一人もいませんでした。
精神は、赤ちゃんがかわいい。
母親だから、しっかりしたい。
「でも、今は体が辛いから、無理なんだよね。努力が足りないせいじゃない」そういってもらえるありがたみ。
本当に感謝です。