うちの「一時預かり」歴は、筆者の産後の不調から始まりました。
産後、まだ幼稚園に行っていなかった上の子、おとなしかったとはいえ、寂しがったり、不安そうな顔をしていることもありました。
生まれたばかりの下の子と、自分の不調を抱え、いっぱいいっぱいだった私。
最近では、助産院などの施設で「産褥ケア」という、産後のママを回復のために入院させる市の事業がスタートしたのですが、当時はまだ何もない状態。
家に帰り、母に来てもらっていたものの、いつかは帰ってもらわなくちゃいけません。
その時見つけたのが、市の「産後ケアサポート」。
これを見つけて思ったのが、「よし! 下の子を預けて上の子と遊んであげよう!」だったのだから、私の上の子への当時の執着(良くも悪くも)が窺えるというもの(今は笑って言えるものの……)。
とにもかくにも電話してみました。
私の利用した産後ケアサポートは、産前産後ヘルパー支援サポートというもので、ヘルパーさんが家にお手伝いに来てくれるというものでした。
参考までに、料金体系や時間は、こんな感じでした。
時間---------8時~19時の1回2時間、1日2回まで利用可(期間中20回まで)
◇料金---------1回1,860円(利用者負担額)
◇内容---------育児サポート(授乳、沐浴介助、おむつ換え、上の子の送り迎えなど)
家事サポート(掃除、洗濯、炊事、買い物など)
4か月までで20回受けられ、その回数を超過すると、三割増しくらいの、市の援助のない「ママサポート」という形に移っていくというものでした。
とにかく、うれしい。
鬱々としているところに、毎回同じ子育てが終わった余裕のあるヘルパーさんが来てくれる。
ご飯を作ってもらい、「ゆっくりお風呂にはいりなさい」なんて言われながら、ひじきのつくだ煮や、煮物を作ってもらう。
下の子を預かってもらい、上の子とお茶しに行く。
そうして、四か月までをどうにか乗り切ったのでした。