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増えている【低出生体重児】原因やリスクは?

低出生(ていしゅっしょう)体重児という言葉をご存知ですか?出生体重が2500gを下回って生まれてくる赤ちゃんを言うのですが、今この低出生体重児が昔に比べて増加しているそうです。低出生体重児で生まれた赤ちゃんには、さまざまなリスクが伴うと言われています。原因を考え、対策を考えていきましょう。

低出生体重児の増加

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出生体重が2500g未満の赤ちゃんのことを「低出生(ていしゅっしょう)体重児」と呼びます。
2500gというのは国際基準で決められているのですが、このボーダーラインを下回って産まれてくると、赤ちゃんにとって何かしら医学的な問題がある可能性が高いのです。
出生体重はママの体格にとても影響を受けるので、欧米の赤ちゃんに比べ、日本の赤ちゃんは比較的小柄です。
もととも小さいのですが、それでも30年前の日本の赤ちゃんは平均3200gほどありました。
しかし近年は、30年前より平均体重がが200gも減り、低出生体重児と呼ばれる2500g未満の赤ちゃんの割合も、20人に1人から、10人に1人の割合に増えているそうです。

どうして増えているの?

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ではどうして30年前に比べ、低出生体重児が増えているのでしょうか。
考えられる原因は主に3つあります。


【① 早産の増加】

私も娘を35週の早産で出産したのですが、医療が発達したことにより、早産の割合が多くなったのが一因と考えられています。
妊娠高血圧症や、羊水過多少、心拍低下、切迫早産など、昔に比べて様々なリスクが早めにわかるようになりました。
また、産後も新生児における医療の発達で、小さい赤ちゃんでも十分に育つようになりました。
そのためリスクがあるのにあえてお腹の中に赤ちゃんをとどめておくよりも、少しだけ早く生んでNICUやICUで育てた方がリスクが低くなったのです。


【② 妊婦の過度なダイエット】

標準的な体重の女性の場合、妊娠中は妊娠前の体重から、7~10kgは増加してもいいとされています。
しかし体重制限が厳しかったり、若年女性の痩せ傾向が、低出生体重児の出産増加へとつながっているようです。


【③ 多胎妊娠の増加】

近年、生殖医療が発達して、不妊治療を行う夫婦が増えました。
筆者の姪が双子なのですが、彼女たちも不妊治療の末の二卵性双生児です。
多胎の赤ちゃんは、基本は赤ちゃんの人数分体重を合わせて、3000g~4000gで生まれてきます。
それ以上はママの体がもちません!
すなわち、双子であれば2000g前後で生まれてくれば御の字なのです。
そういう状況から、不妊治療も低出生体重児増加の要因となっています。

急性期におけるリスク

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早く、小さく生まれた赤ちゃんは、体のさまざまな機能が未熟なため、合併症を起こしやすくなります。
妊娠34週で最後に出来上がる臓器が肺です。
これ以前に生まれると、赤ちゃんは肺機能が未熟なため呼吸に問題が起こりやすくなります。
また臓器が出来上がると、赤ちゃんは残りの週数で脂肪を蓄え、太っていくのですが、早産の場合、体に脂肪が無いまま生まれてくることになります。
この場合、急速に体温が奪われてしまいますので、NICUやICUなどでの看護が必要となってきます。
こういったサポートがないと、赤ちゃんは合併症を起こして長く生きることができなのです。

慢性期におけるリスク

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低出生体重児は、3歳頃までは平均よりも体重が少ないまま成長していきます。
しかし3歳頃には追い付き始め、6歳頃にはほとんど差がなくなって、身長や体重、機能面でも追い付くとされています。
ここで問題なのが、早産における慢性期のリスクです。
見た目や機能には問題ないのですが、胎児期の低栄養が将来の生活習慣病リスクを高める可能性があると言われているのです。
高血圧や糖尿病などの発病です。
これは、低体重から標準体重へと急激に追い付く過程で、体に負担がかかるのが要因だそうです。

 


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赤ちゃんの体重に関しては、ママが努力をしてもどうにもならないことも多いです。きちんとした食事を摂り、ストレスなく生活していても、それでも色々な要因で早く生まなくてはいけなくなるかもしれません。それでもやはり赤ちゃんのことを思えば、大きく生んであげたいですね。ママが自分で改善できる点は最低限改善し、できる限り健康的に出産を迎えてください。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!

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