子供に絶対教えておきたい。溺れた時は『浮いて待て』!

ニュースを見ていると時々目にする水難事故。
小さい子供が溺れて。。。などを見ちゃうと本当に悲しくなってしまいますよね。
我が子もそんな危険な目に合うことがないとは限らない!
そんな時はどうしたらいいのか、ちゃんと対処できる自信ありますか?

溺れた時は『浮いて待て』なんですって!

『浮いて待て』とは

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「浮いて待て」とは、溺れた時に「背浮きしたまま救助を待つ」というサバイバルスイミングのことです。
着衣のまま泳ぐのは難しいので、背浮きのまま救助を待つのが良いそうです。
通報から救助隊が現場に到着するまで、約8分かかるそうです。
その間を背浮きで待つということです。
子供の習い事でスイミングが上位にあがりますが、普段は泳げても、パニックで泳げなかったり、服を着てると思うように体が動かせなかったりします。
そういう時のために自分の身を守る手段として教えておきたいですよね。

空気を吸うと人間の体の2%は浮く

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空気を吸うと人間の体は2%分は浮くようになっているそうです。
背浮きすると、その2%の部分が顔になります。
顔が水面から出ていれば呼吸ができます。
しかし、よく溺れてる人がやる「助けて〜!」と手を上にあげるあのポーズだと、体が縦になってしまい、2%の部分が頭のてっぺんになり、顔が沈み呼吸ができなくなります。
さらに手を上げてしまうとその2%部分が手になってしまい、完全に顔も頭も沈みます。
ますます溺れますね。。。

『足を開いて、両手を開いて、大の字になって空を見る』と浮きやすいそうです。
イギリスではこれを「星の形」というそうですよ。たしかに大の字は星の形ですね!
子供にも説明しやすいです。

身の回りの浮力体を投げる

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浮き輪の代わりになるものを溺れている人に向けて投げます。
空のペットボトルなどでも、ないよりはマシみたいです。ランドセルや靴も浮くので効果的なようです。
海や川で遊んでる時なら、ボールがある確率が高そうですね。
日頃から何が浮きやすいものなのか、確認しておくといいかもしれません。
投げる際のポイントは、
1:投げる前に音を出して、溺れてる人に「これから投げる」ということを知らせること
2:アンダースローで投げること
だそうです。
これで、浮力体を渡しやすなって、浮く手助けができます。

119番!

溺れてる人がいたら、一刻も早く『119』で救助を呼びます。
万が一、119が思い出せなかったら、110(警察)や、海の場合は118(海上保安庁)でも可です。
いずれかの救助機関であれば相互連携で救助に来てくれます。
電話で一番に伝えることは『どこで溺れているか』です。
その際に溺れている人を見失わないように注意すること。
見失ってしまってはどこに救助しに行けばいいか、わからなくなってしまいます。
助ける側の人は1人でやろうとせず、できるだけ多くの人に声をかけて協力をお願いしましょう。
・溺れてる人を見守る人
・119に救助要請する人
・浮力体を投げる人
と手分けすると良いでしょう。
見守る人は、溺れている人を励ますことも大切です。
背浮きで浮いていると周りが見えないので、不安になります。
でも声をかけてくれる人がいると安心しますし、そうすると無駄な力が抜けて浮きやすくなります。
溺れた時の常識だと思っていた『大きな声で「助けて!」と手を上げる』は、実は間違いだったんですね。
小学校などで授業の一環として教えているところもあるようですが、全ての学校や幼稚園、スイミングスクールなどでも教えるように義務付けて欲しいですね。
「浮いて待て」で全員が助かるとは限りませんが、『助かる可能性』は上がります。
お風呂などで『浮いて待て』の練習をしておくといいかもしれません。
避難訓練と同じで、日頃の訓練がいざという時役に立つものです。
また、子供が溺れた際に親が一緒に溺れてしまう事故も多いです。
自分で助けに行かず、『救助を呼ぶ』ということも合わせて覚えておきたいですね。
この記事を書いた人
うっちー

もうすぐママ4年生!元気いっぱいの息子に翻弄される日々でございます…(꒪⌓꒪)