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月例別の子供の「事故」について考える

様々な病気が減った現代、不慮の事故が子供の死因の上位になっています。
様々なセーフティグッズ、周りの人の目、たくさんのものに見守られ、赤ちゃんは大きくなります。
ですが、どう気を付けていても事故は起こり得るし、気を付けるに越したことはありません。
月例別の起こりやすい事故、子育てサロンで考えた対策について書いてみたいと思います。

新生児~6か月の時に起こりやすい事故

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新生児の時に関しては、赤ちゃん本人が原因で起こる事故はありません。
大人が落としたり、上の子が食べ物をあげてしまうということ以外に、特に気を付けるべき点はありません。
問題は、寝返りをはじめて、動き出してから。

■ベッドからの転落
これは寝返りを始めると、一番初めに起こり得る事故です。
・対策
柵などを事前に取り付ける。高いところに寝かせない。

■誤飲による中毒、窒息
飲み込んでしまったものによって対策は異なります。中には無理に吐かせない方がよいものもあります。
急を要するのは、気管に物が詰まってしまう、窒息の方です。
・対策
母子手帳にも載っていますが、背部叩打法といって、背中を強くたたく方法があります。
1歳を過ぎれば、ハイムリック法といってお腹を突き上げる方法で異物を取り除くことが出来ますが、赤ちゃんにはそれは出来ません。
ただ、なんとしてでも取り除かないと息が止まってしまうのですから、さかさまにして思いっきり叩いた、なんて話も聞いたことがあります。

■火傷など
今は安全な温熱器具が増えていますが、石油ストーブなどを触れてしまうケースもあります。
・対策
専用の柵が売られています。

7~12か月の時に起こりやすい事故

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行動範囲が増えるため、事故の原因も様々になります。

■つかまり立ち練習中の怪我
筆者が一番目が離せないと思う時期が、ここです。
はいはいまでは、ぶつかったりしても姿勢が低いため、そう重要な事故にはつながりにくいのですが、立ち上がるということは頭が上に上がるということですから、その分危険度は増します。加えて、つかまり立ちでもかなりいろいろなことが出来ます。
・対策
コーナーガードを使う。これは「三面で構成されている」鋭い角でなくても、「二面で構成されている」角であれば危険があります。

■電気コード関係の怪我
電気コードは、赤ちゃんの目線からとてもよく見え、うちでも何度いたずらされたことか……。
・対策
差込口のガードを付ける。
直接差し込むタイプや、ディズニーデザインの箱状のものなど様々なタイプがでています。

■水系の事故
浴槽に落ちる、プールで溺れるなどの事故が出てくるのもこの時期。
・対策
お風呂は残し湯をしないようにし、プールの時は目を離さないようにしましょう。


■階段からの転落
このころ、二階建ての一軒家に住む子たちからは、ちらほらと転落の話が聞こえてきます。
・対策
柵を取り付ける。
階段に物を置かない(これにつまずいて落ちた子がいます)。

1歳~起こりやすい事故

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かなり行動範囲が広がるにも関わらず、まだ理解力は大人ほどではありません。
それでも、かなりのことが分かってきます。

■熱い湯にさわる
これはポットやケトルをいたずらしたり、熱い茶に触ってしまったりすることで起こります・
・対策
側によらせないのが一番ですが、中々そうもいかなかったりします。
うちの方法で、「あえて熱い湯のみに触らせる」というのがあります。
火傷しない程度の湯を入れた湯呑に触らせ、「熱い」という感覚をきちんと教えてしまうのです。
これは、言うことを聞かない子でも効果があり、どこか出かけて湯呑が出てくるたびにそのように教えた結果、長男は湯呑を引っ張ったりせず、自ら離れるようになりました。

■ベランダなど、高いところに上る
これは楽しいようで、何度注意してもやってしまう子も。
・対策
目を離さず、ベランダに物を置かない。

■火遊び
・対策
ライターなどを置きっぱなしにしない。
それから、石油ストーブなどがある場所に行った時がチャンス。
火というものについてきちんと教えましょう。

見守りすぎずに見守っていく

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怪我をしないに越したことはないのですが、子供自身も「ひやりとしてみないと分からない」という一面があると思います。
誤解を恐れずに言うならば、ある時期を過ぎれば、小さな怪我であれば、実際に触れてみたりなどして、学んでいくのが一番安全な方法だと、筆者は思っています。
車は危ないよ、落ちるよ、手を挟むよ……言って分かる子と、分からない子がいるわけで、言って分からない子(うちの長男)には、「いいよ、やってみれば?」と言うようにしています。
そうすると、本人自身ががきちんと警戒して、やってみています。
ある時期を過ぎてしまえば怪我をさせないのが親の役目ではなくて、自分で怪我をしないようになってもらうのが親の役目なんだと思います。

子供はみんな、怪我をします。大事に至らないようにしながら、大人になってほしいですね。
必要以上に警戒する必要はないと思うけれど、親が気を付けてあげられる怪我の問題。
あらゆるものが原因になるため、書ききれないのですが、月例別にまとめてみました。
この記事を書いた人
綾希子

2児の母です。実家のそばで第一子出産後、夫婦の危機に。今度はパパとトラブルにならないようにと、実家に頼らず助産院で第二子出産後、頑張りすぎてマタニティーブルーに。その経験から、助産院の子育て…