女性に多く見られていた更年期障害ですが、実は男性もなることが。
別名「LOH症候群」ともいわれ、原因は男性ホルモンの「テストステロン」減少とされています。

テストステロンは、男性に多く分泌され、
男性らしさを象徴するひげや筋肉に働きますが、
ほかにも性欲ややる気などにも関わってきます。

これが減少すると、生きがいや仕事に対しての意欲がなくなったり、いらいらしやすくなったりするのです。

男性更年期障害（LOH症候群）には、以下のような症状がみられます。

・いらいらしやすい
・疲れやすい
・肩こりや筋肉痛など体に痛みを感じる
・眠りが浅く、記憶力の低下がみられる
・おしっこの勢いが悪い
・性欲の低下、ED

上記以外にも症状はありますが、これらが多く当てはまる場合、
男性更年期障害（LOH症候群）の可能性も視野に入れてみましょう。

男性更年期障害（LOH症候群）かもしれないと思ったら、病院で相談してみましょう。
何科を訪れるべきかは悩んでいる症状によって選ぶことがおすすめです。

たとえば、おしっこの勢いが悪い・EDに関して悩んでいるなどの場合は、
泌尿器科やメンズヘルスなどの科に行くと良いでしょう。

また、からだが疲れやすいとか、いつもどこかしら調子が悪いという際は、
内科・総合内科などで相談すると、検査を受けたうえで更年期障害によるものなのかを判断してもらえるかと思います。

最後にいらいらしやすくて怒りのコントロールができない、何に対しても意欲が湧かないという場合は、
心療内科やハートクリニックなどでの相談がおすすめです。
実は男性更年期障害（LOH症候群）は、ストレスが引き金となって起こるのではないかとみられています。
もし心に不安や悩み、ストレスを抱えている場合は、その原因を解決することが大事ですから、抱え込まずにカウンセリングを受けてみましょう。