魚の種類によっては、自然界に存在する水銀を取り込む魚がいます。
代表的なものとしては、キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ、バイガイなどがあげられます。
こういった魚を極端にたくさん食べることで、水銀が胎児の発育に影響を及ぼす可能性があると言われています。
厚生労働省のホームページ「魚介類に含まれる水銀について」でも書かれていますが、魚なら何でも摂取していいわけではありません。
DHAやEPAのサプリメントは簡単に栄養を補えるので、妊婦さんは葉酸や鉄などのサプリメントに加えつい飲んでしまいがちですが、サプリメントに使われている魚は何の魚か分かりづらいですので、サプリメントではなく魚介類からの摂取をおすすめします。
また缶詰のツナは原材料にマグロを使用していますが、通常の摂取量では問題ないそうなので、バランス良く摂取してみてください。
【DHA、EPAを多く含む魚介類】
■イワシ
DHA、EPA含有量バランスNo.1。
“ちりめんじゃこ”や“しらす”はイワシの稚魚なので、朝ごはんにじゃこを取り入れてもOK!
■サンマ
今が旬。
骨を強くするカルシウムや、その吸収を助けるビタミンDが豊富。
■サバ
子どもの成長に欠かせないビタミンB2が豊富だか、足が早いのが難点。
■サケ
食べやすいので子どもや若い人に人気の魚。
皮にビタミンB2が豊富なので、できれば皮まで食べたい。
■缶詰のマグロ、カツオ
缶詰にもDHAやEPAが多く含まれるので、上手に取り入れたい食品。
ただし塩分が高いので、妊婦さんはほどほどに。