さてそのように、諦めないと決めた筆者だったのですが、大変ではありました。
とにかくすごく嫌だと思っているやつと一緒に暮らして、そこからいいところ探し、 その人に好かれようというのだから、大変に決まっています。
でもその中で気がついたことは、夫の行動にも理由があるということでした。
例えばものすごく不機嫌な時、不機嫌を引き起こした原因以外のことで、本当は怒っているというパターンもあります。
物がないと言って家中のものを出して大騒ぎになってしまったことがあるのですが、 振り返ってみれば前の日にちょっと自分の愛情不足があったりとか、 仕事で成果をあげたのにそれを褒めていなかったりだとか、 その辺が引き金になって、次の日の行動に結びついているのかもしれないと思ったことがあります。
書いていても、すごくめんどくさいなぁと思ってしまうのですが笑、 行動の根っこの部分を探すことによって、その時の行動だけみて、怒るということはあまりしなくなりました。
それによって相手も少し余裕ができ、感情だけで大きな喧嘩をすることがなくなり、だんだんと距離が縮まって行きました。
そうして嫌なところを「出しすぎる」ことが減り、 今まで見えなかった良いところがちょっとずつ見えてきます。いい所って見え始めてそれを意識すると、相手もちゃんとそれを意識して伸ばすようになり、 嫌な部分は残っていたとしても、良い部分でお互い付き合っていくことができるようになります。
嫌な部分は誰でも強烈に持っています。
自分だってそうだと思います。
いいところを引き出していいところでうまく付き合うことが大切だと思います。
是非、それをあきらめないことです。