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暴力シーンで攻撃的な子どもになるってホント?

子どもに暴力シーンがあるテレビを見せると子ども自身が乱暴な性格になるなんて話、よく聞きますよね。
その話は事実なのでしょうか。
もし本当ならテレビを見せないほうが良いの…?
といろいろな疑問があると思いますが、今回はそれらをできるだけわかりやすく解決していきます。

暴力的な行動を見た子どもはそれを真似してしまう可能性があるのはホント!

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アルバート・バンデュラというある心理学者の研究では、人形に向かって攻撃する大人を見た子どもは自分自身も人形を投げ飛ばしたり、ハンマーでたたいたり蹴とばすなど乱暴に攻撃を加えたそう。
つまり周りが暴力を日常的に行っていると子どもも暴力を使う行動に出やすいということ。
大人の行動を子どもはよく見ています。
私の行動のそんなことまで真似してる!なんてママさんも多いのでは?
なので攻撃的な言葉や行動を子どもの前で多用すると、子どももそれが普通の行動なのかと思って真似してしまうおそれがあるので気を付けましょう。

テレビや映画でも同じことが言えるのか

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上記の研究からさらに発展させた研究では
・「大人が人形に攻撃するムービー」
・「マンガのキャラクターが人形を攻撃するムービー」
のどちらかを子どもに見せました。
果たしてムービーを見た子供が影響を受け、自分も同じような攻撃的な行動をとるかについて観察したところ、結果はどちらの子どもも同じように人形に攻撃したそうです。

つまり実際に攻撃している様子を見るのも映像を通して見るのも子どもの攻撃性の可能性を増大させてしまうかもしれないということなんです。

すべての子どもが暴力的になるのか

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すべての子どもが攻撃的になるとは限りません。

攻撃を加えている様子を見て恐怖心を抱く子どももいれば、楽しそうと感じて自らも攻撃的になる子どももいるので、影響されるかどうかは子どもの生まれ持っての性格タイプにもよるともいえるでしょう。
それに年齢によっても攻撃的になってしまう時期がありますし、まわりの環境などでも左右されることがあります。

ちなみに元々攻撃的なタイプの子は暴力的番組を好んで見る傾向がありますが、見ているだけなら特に問題ありません。
ただそれが普段の行動で現れるようであれば(お友達を叩く、人形を壊れるまでひどく叩くなど)
その子どものタイプにあった行動の改善スタイルがあるので、その行動に対し強く叱責したり怒るよりも
まず親子カウンセリングや子育て相談室などの場で相談することをおすすめします。

気をつけるべきポイント

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結論を言うと、ささやかでも攻撃シーンがある番組を徹底的に見せるなとかテレビを絶対に見させないようにしろという訳ではありません。

しかしまだ自分で見たいものを選ぶ判断ができない小さな子どもの前では
・残忍かつ教訓的でない(「暴力は人を傷つけるからいけない」とか)のシーンが多い映画(R15指定作品)
・血を流して苦しんでいる様子を楽しんでいるような趣旨の過激な作品(サイコスリラー系)
・バイオレンスなゲームなどを子どもの前ではしないように(これはパパさんに多いかもしれないです)
以上の点や攻撃的になる可能性になるえるものをできるだけ控えることを心がけるのがベストといえます。
いかがでしたでしょうか。
確かに研究では暴力的な番組は子どもによくない影響を与えると出ていますが、すべての子どもに当てはまるという訳ではなく、その子のタイプや環境も関係してきます。
まずは親御さん自身がお子さんのタイプを理解し、それからこの番組は控えるべきかな?これは大丈夫かな?と判断していきましょう。
この記事を書いた人
tyoyah

薬膳コーディネーターの資格を持っています。食に関することはもちろん、お子さんやママさんに役立つ情報発信を目指していきたいと思います。