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【子連れで電車】憂鬱なことだけじゃない!思いやりがあふれる私の乗車体験

子供と出かけるとなると、「眠ってしまったら……」とか、「騒いだら困る……」と思い、ついつい車でのお出かけが多くなってしまいますよね。
でも、電車だったらこんなにいいことがある! 楽しいよ! ということも、確かにあるんです。
電車内の「困った」「どうしたら」について考え、後半のトピックでは実際に筆者が経験した楽しいこと、よかったことについて書いてみようと思います。

うるさいと怒られました……

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ネットなどでよく見かけるこの書き込み!
私も長女だけを育てている頃、実は電車で子供が騒ぐという感覚がありませんでした。
だって、黙って座っててくれるし、騒ぐならおやつとかあげればいいじゃない?って。
でも、長男を産んでから、それがおおーきな間違いであることがわかりました。ごめんなさい。

同じ母親である筆者でさえそうなのだから、ろくに子育てに関わってこなかった団塊世代のおじさんにそれがわかるわけないよね……何度か私も怒られたことがありますが、ちょっとショックを受けつつも、そのたびにそう思っています。

「子供なので」それがなかなか通用しにくいこの社会。マタニティーマークも今、色々な物議をかもしていますが、そのような社会的に弱者であり、かつ相手の手や配慮を必要とする立場のものとして、電車内のことについて、ちょっと考えてみたいと思います。

思いやり

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相手の立場を思いやる……一言で言ってしまえばこれに尽きるのですが……。
難しいですよね。
ママさんたちでも、満員電車にベビーカーで当たり前のように乗ってしまう、(急な事情があるは場合もあるけど)周りを気にしないというかたもいますし、周りの方でもどうしようもない状態なのに追い討ちをかけるように怒鳴る……というかたもいます。

どういう状況でも、我慢をしなくてはならないことはあり得ると思うのです。
ママも、子供がいるからって許されないこともあるし、怒る人たちだって、自分もそうやって育ってきたのだから、黙って見守ってくれたらなあと思います……。
ただ、こちらは子供を連れていて、ママがどう頑張っても泣かれてしまったり、何かと配慮を必要とする存在です。
怒られてしまったり、もし配慮をしてもらえない状況に遭ったとしても、相手を責めるのはちょっと違うんじゃないかなあと筆者は思います。
本当にこっちの状況を「分からない」方って、いると思うんです。

難しい問題ですが、分かりあえないからこそ、考えていかなくちゃいけないのかなあと思います。

一番後ろの車両に乗って……

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さて、このトピックからは、筆者が実際電車でお出掛けして良かったこと、楽しかったこと、子供が喜びそうなことについて書きます。

筆者はよく小田急線を利用しますが、小田急線では、とにかく車掌さんが子供に優しい。
子供が騒いだりした時のために、うちは大概一番後ろの車両の最後尾に乗るため、車掌さんは嫌でもそこに子供がいるということが分かります。
分かるというよりは、三歳になる長男などは車掌さんに延々とくぎ付けのため、ずっと目が合っていると言っても過言ではありません(笑)。
大体の車掌さんは、それに気づくと手を振ってくれたり、それから、「小田急線の電車のカード」をくれたりします。
これが、いろいろな種類があってとってもかっこいい。
各駅停車に乗り換えて、一日二度もらっちゃたこともありました。

それから、交代などのためか、一番後ろの車両に一気に何人も車掌さんが乗ってくることがあるのですが、釘付けの子供たちの様子を見て、車掌さんの帽子を貸してくれたことがありました!
その時一緒に乗っていたのは長女だったので、ちょっとおっかなびっくり。
おずおずと帽子をお借りして、ニコリともしなかったのですが、長男だったら大喜びだったことでしょう。

とにかく、退屈しないように、泣かせないように配慮してくれます。
日々のちょっとしたことだけど、すごくうれしいですよね。

心温まる車内放送

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これも何度か体験したことですが、私はたいてい二人連れで電車に乗ります。
それが眠い時間帯だったりすると最悪で、二人同時にぐずりそうになる何てこともよくある。
そうなると、長女をおんぶ紐でおんぶし、長男は前に抱っこ、なんてすごい光景になることも……。
とにかく重い! でも泣いちゃうから下ろせない!
夏はもちろん、冬だって汗が流れ落ちるほどの重さと暑苦しさ。
泣きたいのはこっち、なにかの修行中かと思うほどの苦行!(前後ろで25kgくらい)

そんな時、一番後ろまで肩を叩きに来てくれて、どうぞ、と言って席を譲ってくださる親切な方にたくさん会ってきました。
ありがとうございます。

それから、すごく感動したのが、車内放送。
急いでいたり、混み具合によっては車掌さんの前に乗ることが出来なかったりするのですが、よく見てくれているようで、私が乗ってすぐに、「お子様をお連れの方には席をお譲りください」という車内放送を流してもらえたことが、何度かあります。
これはちょっと恥ずかしいのですが、心遣いに本当に感動したことを覚えています。

人がうれしいのって、本当にそういうちょっとしたことだったりしますよね。

お互いの立場を思いやって、電車に乗れればいいなぁと思います。
電車の問題はネットなどでもよく議論されていますよね。
私も子供を持つ前は全然わからず、「にぎやかすぎるよね……」なんて思ってました。
ママになっていろいろ考えが変わり、新たな立場に立ってみて、いろいろ考えさせられました。
この記事を書いた人
綾希子

2児の母です。実家のそばで第一子出産後、夫婦の危機に。今度はパパとトラブルにならないようにと、実家に頼らず助産院で第二子出産後、頑張りすぎてマタニティーブルーに。その経験から、助産院の子育て…