まず、よき母ってなんでしょう？
怒らないこと？ 子供に手をかけていること？
自分がお友達と話していても、中断して子供のお話を聞いてあげること？
誰かに預けたりしないし、夜は何時間おきに授乳して、授乳時はスマホは触らない……。騒いでいればやんわり怒って黙らせ、きちんと座らせておく……。
何だかすっごく大変そうじゃないですか！
これって、全部こなせますか？（筆者は書いててムリ！と思った）
しかも、これって良い母ですか？
この世間で言われる「良い母」。
本当でしょうか？

最近、Facebookなどでよく見かけるのは、母親となった芸能人（若い女性タレントなど）が、あれやこれやと突っ込まれてます。
もちろん、お仕事の一部でもあるんでしょうから仕方ないんだけど、あまりにも細部にわたって完璧であることを求められている。
私たちは芸能人じゃないけど、「聖職者であれ」というような無言の圧力は、確かに感じています。
諸外国は、多くの国がもっと子供におおらかです。色んな国があるでしょうけど。
騒いだりしても日本のようにぴりぴりしないし、「子供がいれば助ける。騒ぐのも仕方ない、子供だから」というような雰囲気が漂っているそうです。（姉談です）
もちろん、子供がいるから色々許されよう！ っていう話じゃありません。
厳しくされても限度がある、って話です。限度なく求められる……そしてそれに答えなくちゃいけない。
そんなことはないと思うんですよね。

さて、そんなわけで完璧像を求められやすい母親という仕事ですが、その完璧主義って、誰のためでしょう？
子供のためですか？
あれ？
何か、違う気がしませんか？
もちろん、心を尽くすことは大切だし、ニコニコしているママは素敵です。
でも、ママがあまりにもそれに縛られて無理しているとしたら……子供は喜ぶでしょうか？
昔、義母に言われたことがあるんです。
何でもこなせてもぴりぴりしてたら、誰も喜ばないよって。
それよりも少し悪者になれるくらい手を抜いてもいいから、みんなが笑ってる方がいいじゃない？ って。
その方が、みんなのためなのよって。

手を抜きましょう、って言われても、中々出来るものではありません。
愛しているなら、やらなくちゃ。
やらないよりやった方がいい気がするなど、色々な方面から「頑張れ」コールは飛んできます。
そんな時、筆者はこう考えるようにしています。
「愛」そして「スキル」よね！
「愛」って無限に求められることを許すけど、「スキル」だと思えば、得て不得手がある、と割りきれる。
怒りっぽいママでも、そのあとにっこりした顔がすごくかわいいかもしれない。
スマホしてるかもしれないけど、ふと気づいたら子供服を検索してるかもしれない。
お友達とお話ばっかりして子供がおいてきぼりかもしれないけど、話していることは子供のことかもしれないし、それを見てた子供が社交的になるかもしれない。
「スキル」だと思えば、自分の得意分野で子供とうまく関わっていこう！っていう気持ちになりませんか？
ダメママでいいんです！
きらっと光っているところが、必ずあります。