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無痛分娩って本当に大丈夫?無痛分娩のメリットやリスク、費用面などを検証してみた

アメリカやフランスでは一般化してきている『無痛分娩』。日本ではまだまだ無痛分娩を選択する妊婦さんは少ないですが、無痛分娩のメリットやリスクは実際のところどうなのでしょうか。費用面も含め調べてみましたので、気になっている方は参考にしてください。

分娩の痛みと海外の無痛分娩事情

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ひとえに『分娩』と言っても、分娩は3つにわけられます。
① 陣痛から、子宮口が完全に開くまで
② 赤ちゃんが産まれるまで
③ 胎盤が出てくるまで

分娩で一般的に“痛い”と言われるのは、主に①と②の時です。
陣痛が始まってから、子宮口が完全に開くまでは、子宮が収縮したり、子宮の出口が伸ばされることが原因で下腹部痛につながります。
子宮口が完全に開くと、赤ちゃんが産道を通って産まれてくるのですが、この際、膣や外陰部が伸びることで、その刺激が神経から脳に伝わって下腹部の痛みとして感じるそうです。

この痛みを“緩和”させる目的で行われる医療行為が、『無痛分娩』。
“無痛”と聞くと、全く痛みが無いように思われがちですが、無痛分娩は痛みの緩和なので、多少の痛みは伴います。
日本での無痛分娩率は、ある調査によると、分娩全体の2.6%ほどだそうです。
それに比べ、無痛分娩が一般化しているフランスは経膣分娩の約80%が、アメリカでは約61%が無痛分娩を選択しています。
比較的アジアでは自然分娩が主流のようですが、フランスやアメリカに比べ、日本の無痛分娩の割合がかなり低いのは、まだまだ「耐えてこそ」「お腹を痛めて」など精神的な面が大きく影響しているように思われます。

点滴からの鎮痛

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陣痛、出産を和らげる方法は、日本では主に2つあります。
① 点滴からの鎮痛
② 硬膜外鎮痛

無痛分娩というと、主には『硬膜外鎮痛』のことを指しますが、まずは点滴からの鎮痛について説明します。

点滴からの鎮痛とは、点滴から静脈の中に医療用麻酔を投与し、痛みを和らげる方法です。
点滴からなので、処置はとても簡単ですが、鎮痛効果は硬膜外鎮痛に比べ弱いです。
母体、赤ちゃんへの影響としてあげられるのは、
① 眠くなる
② 呼吸が弱くなる場合がある
ことですが、一時的なことなので、影響はすぐ改善されます。
処置が簡単なのでリスクは低い分、鎮痛効果はそこまで望めません。

硬膜外鎮痛

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無痛分娩として主流になっているのが、『硬膜外鎮痛』という方法です。
こちらは硬膜外腔という背中の脊髄に近い場所に、局所麻酔薬と医療用麻薬を加えた物を投与する方法です。
点滴からの鎮痛に比べ、脊髄と呼ばれる痛みを伝える神経の近くに薬を投与するので、鎮痛効果は強いです。
ただし脊髄に投与するため、専門的な技術を要します。
母体への影響は少なく、薬が胎盤を通って赤ちゃんへ届くこともほとんどないので、無痛分娩としては多くの国で第一選択とされているようです。
眠くなってしまう点滴からの鎮痛に比べ、出産中もママの意識ははっきりしているので、赤ちゃんが産まれる瞬間も見逃すこともありません。
メリットは多いのですが、デメリットとしては処置に高い技術を要する点、無痛分娩に適さない人がいる点です。

【無痛分娩に適さない人】
・背骨の変形がある人
・血が止まらない病気を持っている人
・背骨の神経に病気がある人

適す適さないは、病状の具合にもよりますので、まずは専門医に相談することをおすすめします。

硬膜外鎮痛、費用は?

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気になる費用ですが、無痛分娩の費用は、健康保険適用外となります。
施設によって無痛分娩費用は大きく変わるのですが、大学病院などで16万円ほど、一般的な総合病院で10万円以下が相場のようです。
本格的に無痛分娩を考えている方は、無痛分娩を実施している病院に直接聞いてみてください。
メリットやデメリットから無痛分娩を考えてみると、利用しても問題ないように思います。これからは無痛分娩を選択するママも増えていくとは思いますが、まだまだ日本では精神面から『無痛分娩』に反対、『自然分娩』推奨派が根強いですね。「お腹を痛めて、、、」わからないでもないですが、こればっかりは賛否両論ですね。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!