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子育て疲れのママに。涙なしでは読めない大人絵本おすすめ4選!

昼も夜もない育児に追われ、子どもは可愛いけれど、子育てって本当に疲れてしまいますね。
そんな子育て疲れのママに、今回は子ども向け絵本ではありますが、大人が読んでも感動する、ちょっと泣けちゃうそんな絵本を4つご紹介したいと思います。
子育てに疲れたママにこそグっと来るものがあるのではないでしょうか。
秋の夜長に、ボリュームを小さく絞った音楽と絵本。。。たまにはゆっくりと自分のための時間を楽しんでください♪

リスと青い星からのおきゃくさん

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【あらすじ】
ある朝、クマが目を覚ますと、頭の上に青い見たこともないものが乗っていました。
クマはその“青い宇宙人”を宇宙に帰すため、森の動物たちと四苦八苦します。
それでも“青い宇宙人”はクマを追いかけてきて。。。

【みどころ】
“青い宇宙人”だと思っていた青い鳥が、クマを追いかける理由。
物語の最後の最後でその理由がわかるのですが、青い鳥がクマに追いやられても諦めず、体を張って守ろうとしていたものを、子育てママなら共感できるはず。
我が子を想い、涙を流してしまうママもいるのではないでしょうか。
色鉛筆タッチの絵とクマの表情がとても可愛く、青い星からのおきゃくさんの「青」がいいアクセントとなり、絵を見ているだけでも癒されます。
児童向けの絵本で少し文章が長いですので、子どもが寝付いたあとゆっくり楽しんでほしい絵本です。

【作】ゼバスティアン・メッシェンモーザー
【訳】松永 美穂
コンセル 本体1,800円+税

おおきくなりたいの

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【あらすじ】
うさぎの“ぼく”は、おおきくなりたい。
早く大きくなれるように、毎日毎日お願いするけれど、なかなか大きくなれない“ぼく”。
小さなうさぎの願い事は叶うのでしょうか。

【みどころ】
1~2歳児向けの絵本ですが、人からいただいて初めてこの本を読んだとき、毎日大きくなりたいと言ううさぎの“ぼく”と、我が娘がかぶって思わず泣いてしまいました。
ちょうど娘も3歳手前ごろから、「大きくなりたい。大きくなってお姉ちゃんになるの!」と言い始めていたころなので、森でたくさんの経験をして一生懸命大きくなってゆく“ぼく”が余計愛おしく思えました。
早く大きくなりたい子どもと、ゆっくり大きくなって欲しいと願う親。
両方の気持ちがよく伝わってきて、共感するママも多いのではないでしょうか。

【作】マーガリータ・エングル
【絵】デイヴィッド・ウォーカー
【訳】福本 友美子
岩崎書店 本体1,100円+税

おおきな木

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【あらすじ】
少年が成長し、大人になって、老人になるまでをずっと見守り続ける一本のりんごの木。
りんごの木は自分のすべてを少年に与えてしまっても、それでも幸せでした。
無償の愛を伝える世界的名作絵本です。

【みどころ】
残念ながら今年もノーベル文学賞を逃しましたが、訳者はあの村上春樹氏です!
育児に疲れたママは、もしかすると、木を母親、少年を子どもと受け取るかもしれません。
育児疲れはしていませんが、私は実際そう取ってしまいました。
無償の愛を幸せだと思うりんごの木。
物語は人の心を映す自然の鏡のようなものだそうです。
村上春樹氏があとがきで言い添えた言葉ですが、あなたは少年ですか?それとも木ですか?
ちょっと考えてみるのもいいと思います。

【作】シェル・シルヴァスタイン
【訳】村上 春樹
あすなろ書房 本体1,107円+税

ちいさなあなたへ

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【あらすじ】
「あの日、私はあなたの小さな指を数え、その一本一本にキスをした」という文で始まるこの絵本。
ママになって、嬉しかったり、哀しかったり、不安だったり、そのひとつひとつを書き残していく“わたし”。
ママになったその日から、娘が旅立ち、やがて子を産んで、おばあちゃんになるその日までを素直に言葉に現した絵本です。

【みどころ】
この本に出会ったのは、娘がまだ生後6ヶ月にも満たない頃、育児に疲れて、世間からひとり取り残されてしまったように感じていた頃に、久しぶりに本屋さんにぷらっと入って見つけたものです。
立ち読みの段階で、涙なしでは読めませんでした。
シンプルな言葉のひとつひとつに愛情がたっぷりと注がれていて、育児からほんのちょっとだけ逃げ出したいママの助けになってくれると思います。
2007年にアメリカで発売されたこの絵本、発売されるやアメリカ中のママを号泣させたそうです。
最後の一文も身に沁みます。
「その時には、どうか私のことを思い出して」
娘が20歳になったとき、もう一度娘に読んであげたい一冊です。

【作】アリスン・マギー
【絵】ピーター・レイノルズ
【訳】なかがわ ちひろ
主婦の友社 本体1,000円+税
筆者は、もともと一般の大人向け小説が好きなので、親になるまでまったく絵本のことには無知でした。
子どもと一緒になって色々な絵本と出会い、育児から逃げ出したくなったとき、絵本ならではの「絵と言葉」の持つ力に、どれほど助けられたかわかりません。
絵本は本とちがってすぐに読み終えることができますし、ほんの少しの時間でも自分のために使って、素敵な気持ちでまた子育てに向かわれてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!