子どもは頭皮に限らず、皮膚が未熟でバリア機能が整っていないため、刺激の強いものには敏感に反応してしまいます。
ヒリヒリしたり、乾燥したり、ひどいときには赤く発疹が出てしまったり、刺激の強いシャンプーによって頭皮のバリアが壊されると、様々な症状が引き起こされます。
ドラッグストアやスーパーに行くと、様々な種類のシャンプーが置いてあってどれを選んだらよいのか迷ってしまうと思いますが、決め手になるのは“洗浄成分”です。
赤ちゃんや幼児には、低刺激で保湿力の高いもの。
“無添加”や“オーガニック”など、商品の表に出ているキーワードに惑わされず、きちんとした洗浄成分の知識を理解して購入するのが大切になってきます。

大人用や子ども用に限らず、シャンプーの90％以上は、水と界面活性剤（洗浄剤）で構成されています。
この成分は商品の裏面に、配合量の多い順番に記載されています。
比較的安価で、種類もたくさんあるシャンプーには、界面活性剤に石油由来の物が多く使われています。
・ ラウレス硫酸Na
・ ラウリル硫酸Na
などです。
硫酸系の洗剤は、車の油落としや台所用洗剤などにも使われ、洗浄力が強い分刺激も強く、頭皮に必要な油分まで取り除いてしまいます。
結果、頭皮が乾燥し、荒れてしまうのです。

子どもにとって優しいシャンプーとは、硫酸系を洗浄剤に使っていない物になってきます。
成分としては、
・ ココイルグルタミン酸〇〇
・ ココイルメチルアラニン〇〇
これらの成分はいわゆるアミノ酸系シャンプーを指します。
アミノ酸系シャンプーは、硫酸系に比べると低刺激な分、洗浄力が落ちてしまいます。
しかし洗顔もそうですが、洗いすぎると保護する皮脂まで取り除いてしまいますので、必要最低限の洗浄はアミノ酸系シャンプーで十分まかなえるそうです。

大人の肌も、年齢を重ねていくにつれて、頭皮のバリア機能が低下し、残念ながら子どもと同じような敏感肌になってしまいます。
とくに女性は、すこしの刺激ですぐに反応してしまったり、季節によって乾燥してしまったり。
そんな大人向けに開発され、最近よく耳にするのが“オイル配合アミノ酸系シャンプー”です。

■ シリコンシャンプー･･･硫酸系など洗浄力が高いため、シリコンでコーティングし指通り滑らかにしたもの。
■ ノンシリコンシャンプー･･･硫酸系ではない！を謳っている（=アミノ酸系シャンプー）が、指通りや艶に関してはシリコンに比べ落ちるので、不満。
■ オイル配合アミノ酸系シャンプー･･･アミノ酸系に指通りや艶を“オイル”でカバーしたシャンプー。

適度な洗浄力と、保湿力を兼ね備えたオイル配合アミノ酸系シャンプー。
敏感肌の女性のために開発されたシャンプーですが、同じく敏感肌の子どもにもその対象となってくるようです。

ネットで調べたところ、子どもが2～3歳くらいになると、みなさん大人と同じシャンプーを使い始めるようです。
筆者の娘も髪の毛が長くなってきた2歳半ころから、ベビー用シャンプーではきしむため、大人用を使い始めました。
大人と兼用でシャンプーを使うなら、基準は年齢ではなく、洗浄成分で選んだオイル配合アミノ酸系シャンプーがおすすめになってくるようです。

1. アミノ酸シャンプーuruotte 260ｍｌ ￥2,160（税込）
天然ヤシ油由来の低刺激なアミノ酸洗浄剤+オーガニックホホバオイルと8種の精油配合。
ノンシリコンでもしっとり潤う、リンス不要のシャンプー。

2. ErucA オイルシャンプー スカルプ＆ボリューム 500ｍｌ ￥972（税込）
天然シリコンの役割を果たすブロッコリーシードオイルとシアバター配合。
いらないものを洗い流し、必要なものを洗い流さないシャンプー。

3. モイスト・ダイアン オイルシャンプー モイスト＆シャイン 500ｍｌ ￥905（税込）
モロッカンアルガンオイルと他３種類のオイルを使用。
毛先まで潤うのに、ふわサラな質感に！