入浴時やブラッシングのとき、髪の毛がごっそりと抜け落ちたり、朝枕に抜け毛がたくさん付いていたり、いつもと同じ分け目がどこか薄く感じたり。。。
出産を終えて一息ついたと思ったら、次の悩みは『抜け毛』だという経妊婦さんは多いです。
産後の抜け毛は産後脱毛症や分娩脱毛症とも呼ばれ、経妊婦さんの約7割が経験すると言われています。
栄養がすべて母乳に行ってしまったり、睡眠不足が起因したり、育児ストレスで抜け毛になってしまうと思われがちですが、産後の抜け毛は経産婦さんの正常な体の変化です。
髪が抜けると不安になりますが、自然に治ってきますので、そんなに気にしないことが髪にとっても一番だと思います。

インターネットで調べてみると、有名人の中でも産後脱毛症を経験した人はとても多いです。
藤本美貴さんや木下優樹菜さんは、自身のブログで脱毛の悩みを公開していますし、篠原涼子さん、梨花さん、スザンヌさん、東原亜樹さん、中西モナさん(旧姓山本)なども脱毛症を経験しています。
産後脱毛症は、産後2ヶ月頃から始まり、1年ほどで自然に治ると言われています。
上にあげた有名人の方も、今はみな治っていますよね。
妊娠中は太りやすかったり、産後なかなか体が元に戻らなかったりと言うように、脱毛は、妊娠出産による体の自然な変化の一つです。
時間の経過とともに自然に治ってくるので、しばらくは分け目を変えてみたり、美容師さんに相談したりして乗り切りましょう！

産後脱毛症の原因は、さまざまありますが、一番は女性ホルモンによるものだと言われています。
通常、髪の毛は、一定のサイクルで生え変わるのですが、女性ホルモンの影響を受けて、髪の毛が抜けにくくなったり、抜けたりします。
妊娠中に、腕や足などの体毛が濃くなったり、髪の毛が増えた経験はありませんか。
妊娠中は女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)と、エストロゲン(卵胞ホルモン)が増えます。
これにより髪の毛や体毛が抜けにくくなるのですが、産後は女性ホルモンが急激に減少します。
それに伴い、一気に脱毛へとつながってしまうのです。
産後、女性ホルモンは減少しますが、1年ほどで生理も始まり安定してくるので、脱毛も解消されます。

産後脱毛症の主な原因は、女性ホルモンによるものなのですが、この他に、子育てのストレスや、授乳による睡眠不足、偏った食生活なども脱毛の原因としてあげられます。
出産後は特にストレスを感じやすくなりますので、悩みを一人で抱え込まず、パートナーや身近な人に相談したり、助けてもらったりして、少しでもストレスレスな子育てができるよう心がけましょう。
また抜け毛予防には、良質なたんぱく質とビタミンB群、亜鉛や鉄などのミネラルを摂取するのがいいと言われています。
赤ちゃんが優先になってしまって、なかなか自分の食生活まで手が回らないのもわかりますが、きちんとした食生活は、赤ちゃんにとっても自分にとっても良いですので、できるだけ体にいい物を取り入れるようにしてください。

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