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子供のうちしか出来ないこと。絶対音感、身に付けるなら6才までに

音楽が子供の脳の発達にいいということはよく知られていますよね。
ピアノやリトミック、何らかの音楽教室に通わせるおうちは年々増えているようです。
その中で、最近絶対音感というスキルに注目が集まっています。
どのような能力なのか、知らべてみましょう。

絶対音感とは

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絶対音感とは、音を聞いたときに、その音の高さを絶対的に認識する能力です。
簡単に言ってしまえば、何かの音(楽器の音でなくてもいい)を聞いた時に、「ド」とか、「ソ」というのが瞬間的に分かる能力のこと。
誰でも、「高い音」「さっきよりは低い音だな」程度の認識は出来ると思いますが、この能力のある人は、はっきりと音名を答えることが出来ます。
更にすごいことに、和音であっても構成することが出来るし、ただの音(グラスを鳴らしたとか、テーブルを叩いたとか)であっても、音名として答えることが出来るのだそうです。

なんだかすごい能力ですね。
筆者の側にも数名、この能力の持ち主がいますが、本当にあらゆる音を音名で答えてくれます。

どうやって身につく?

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訓練の方法は、教室によってもいろいろあるようですが、基本的には単音から判別を始め、基礎の和音を習得した後、和音を単音に分けて判別できるようにします。出来るようになれば音域を広げていきます。
一見単純な作業を、一日何回も繰り返します。
自宅にピアノを置き、食後等時間を決めて、10~20分、(数分という話も)練習を繰り返します。

絶対音感専門の教室というのもあります。でも、どの教室に通ったとしても、とにかく自宅での練習が基本となり、親が見てあげる必要があります。テキストさえあればできるよ、と言われ、チャレンジしてみようと思ったこともあったのですが、とにかく、反復!
毎日毎日絶対にやる、という自信がなく、うちでは諦めました。

それから、小さいころから音楽がある環境にいると自然に身につく子もいます。ピアノを週に何度も習っていたり、常に生の音楽が側にある環境で育ったりする子で、この能力を持つ子がいます。
ただそのように自然な環境で身につくかどうかは、個人差が大きく確実な方法ではないようです。
逆に言えば、上記のような訓練を行えば確実に身につく能力なのです。


活躍の場所

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絶対音感が必要な職場。
以前ニュースでも取り上げられていたのですが、カラオケ曲の譜面づくりの現場では、絶対音感が重宝されるのだそうです。楽譜がまわってくるわけではない新曲を聞きながら、それぞれの旋律を聞き分け、譜面にあげていく。それを普通の人の数倍の速度でこなすことが出来るため、大変必要とされる人材なのだそう。

ただ、音楽家、作曲家、その他音楽に携わる上では、絶対に必要とされる能力ではないようです。
この能力がない音楽家たちはたくさんいて、それでも数々の名曲を生み出し、演奏し、歌うことが出来ます。

絶対音感の持ち主に言わせれば、「便利だなあとは思う、その程度」なのだそうで、逆に音が聞こえすぎて困るとか、カラオケのキーが変わると歌えないとか、弊害もあるということも皆さんおっしゃっています。音楽を好きになるかどうかという方が大切、なんて話も。

でも、それはやはり「持っているから言える」ことで、持っていない者からすれば特殊能力ってやっぱりすごいこと。
しかも、訓練次第で必ず身につくと言われているのですから、やらせてみたいと考える人が多数いたとしてもうなずけるところです。


6歳までに

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6才を過ぎてからトレーニングを始めても、絶対音感は身に付きません。母国語の獲得と同じ理屈で、聴覚神経の発達に関連すると考えられています。
絶対音感のトレーニングをしている大人は、いくらやってももはや身につかないそうです。

必ずしも必要な能力でないにせよ、その後の脳の発達にもよく、優秀な方も多いと聞く絶対音感の持ち主。
我が子の可能性を広げる上でも、とても魅力的な能力ですね。
様々な習い事がありますが、確実性と特殊性が魅力の絶対音感の訓練。
小さいころしか身につかないというのも、魅力の一つなのかもしれませんね。
この記事を書いた人
綾希子

2児の母です。実家のそばで第一子出産後、夫婦の危機に。今度はパパとトラブルにならないようにと、実家に頼らず助産院で第二子出産後、頑張りすぎてマタニティーブルーに。その経験から、助産院の子育て…