オーガニックコットンとは、「3年以上農薬や化学肥料を使わず栽培された綿花」のことを言います。
ポイントは安心安全の地球に優しい商品ということですが、それについては後ほど詳しくお話します。

もとはアメリカで起こった消費者運動から始まりました。
そのために本来のオーガニックコットンというのは「アメリカで有機栽培された綿花」のことを示してしたのです。

アパレル店で販売しているのを見ると、普通のお洋服よりちょっとお高めのお値段のものがありますよね。
それにはちゃんと理由があるんです。

オーガニックコットンは農薬無使用で栽培する分、手間や時間をたっぷりかけて育てていますから
その分人件費などのコストがかかります。すると栽培された綿花の価格もアップするのです。
従来のオーガニックコットン製品が高かったのはこういう理由があったからなんですね。

しかし今はアジアや中南米で栽培されたものも使用されているので値段の幅は広がりました。
なので価格帯が低めのものから高いものまで多種多様のものが見られるようになりました。

オーガニックコットンといえば肌に優しいイメージがありますよね。
でも実は原料の段階では普通のコットンと大して変わらないんです。

ただオーガニックコットンの良さはたくさんあります。
まず有機栽培なので自然で柔らかい色味のものが多いですよね。ナチュラル系やふんわりした色合いのコーデが好きな方にはおすすめです。
そして更に他の綿に比べてふっくらしているので、柔らかくて肌触りが良いと生地のものが多いです。
ちなみにオーガニックコットンのお洋服を着ると「夏は涼しくて冬は暖かい」なんていうのも特徴。
これはお洋服屋さんでもオーガニックコットンのセールスポイントとしてよく耳にしますよね。

あとは綿の色の種類にもよりますが「茶綿」(カラードコットン)というものは紫外線カットに優れているといいます。
紫外線は年中通してあるものですから、日焼け止めを使わない季節でもできるだけ紫外線はカットしたいですよね。

さきほど「安心安全の地球に優しい商品」といいましたが、そのことについてちょっとお話したいと思います。

オーガニックコットンと普通のコットンの一番の違いは、環境への負荷なんです。
そして有機栽培のオーガニックコットンが購入されることで、環境に優しい正のループが出来るという仕組みになっています。

オーガニックコットンの品を買う人が増えればその需要に合わせてもっと作ろうと有機農地が増えますよね。
そして農薬を使わない訳ですから水質が綺麗なまま保たれ、土壌も活性化に繋がります。
さらに農薬や化学肥料の生産段階でたくさん排出されていたCO2の排出量も抑えられる！
つまりはエコが期待される商品ということなのです！