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タイムアウトよりも、タイムイン?知っていますか?海外のしつけ

叱るようで叱らないという欧米発の「タイムアウト」が数年前から日本にも広がり、効果的だと話題になっていました。
しかし今その「タイムアウト」より「タイムイン」の方が良いという声があがって来て…?
そもそも「タイムアウト」って何?から学び、「タイムイン」についても一緒に見てみましょう!

子育てのイライラは世界共通。

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子供が何か悪い事やいけない事をしてしまった時、叱るのは親の役目ですよね。
しかし正そうと子供の傍にいると、物を投げつけて来たり「あっちいけ!」と言われたりでムッとする事も。
いくら優しく諭しても、同じことを繰り返すばかりか癇癪を起して泣き叫ぶ子を相手にするのは、本っ当に大変です。
私達母親も人間なので、子供の態度に感情が高ぶったり、大声をあげてしまったり、時には手をあげてしまいそうになったり…。
好き好んで叩きたい訳じゃない、怒鳴りつけたい訳じゃない。
そんな悩みは世界のママ共通です。
そこで登場したのが、自分も冷静でいられながら、叱らずにしつけが出来る「タイムアウト」というしつけ方法。
この「タイムアウト」は欧米のしつけ方法としては一般的だと言われていましたが、そのやり方に疑問を投げかける人が増えてきているとか。

そもそもタイムアウトとは?

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子供が悪さをした時、どこか静かな場所の隅っこに子供を座らせて反省させる方法を「タイムアウト」と呼びます。

【タイムアウトのやり方はこちら】
・何か子供が悪さをした時、最初は口頭注意をします。
・それでも聞かない場合「タイムアウトよ」と言い、子供をおもちゃや絵本もない子供が暇をつぶせそうな物がない部屋の隅っこへ連れて行き座らせ反省をさせます。
・親もその場から離れ子供を完全に一人きりにします。
・その時間は子供の年齢×1分。3歳なら3分、4歳なら4分です。
・嫌がってその場を離れても何度もその場所へ連れ戻し、経過していた時間はリセットし、もう一度0秒からやり直します。
・時間がたったらどうして「タイムアウト」をする事になったのか説明します、子供が納得したら終了です。
・親は感情的に説教したり、その後もクドクドと掘り返したりしない事が重要です。

【タイムアウトの良い所】
タイムアウトをする事によって子供は冷静に何がいけなかったかを反省する事が出来る。
親も子供から離れる事で感情的に叱る必要がなくなり負担が減る。

親も手をあげたり癇癪を起したりせず子供をしつけられ、子供にとっても良い教育となると小児科・専門家に支持されていたそうです。
日本でもこれは効果的!とたくさん紹介されています。

が、しかしタイムアウトに疑問の声も。

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・タイムアウトをされた子供は置かれた状況を一刻も早く脱したいが為静かになる、つまりその場凌ぎになっている。
・そもそも親に嫌われてしまうという恐怖心から従っているだけ、根本の反省は考えていない。
・親に自分の感情を受け止めて貰えないと子供の心を深く傷付け、自尊心を著しく降下させる。

子供がどうしてタイムアウトを課せられる行為をしたのか、その背景を親が知ろうともせず一方的に罰を与える行為に疑問の声があがっています。
幼少の頃自分を理解して貰えなかった、感情を受け止めて貰えなかったという子供は将来、問題を抱える事が多いという話もあります。

タイムアウトが超効果的という声がある一方、こういった疑問の声が上がって来ているのも事実です。
そんな中タイムアウトとは真逆のやり方も浸透して来ているそうで…?

あなたの傍に、「タイムイン」

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タイムインとはタイムアウトの真逆の行為です。

【タイムインのやり方はこちら】
・問題を起こしたら子供が落ち着く場所へ行き、一緒に座ります(抱きしめても良い)
・子供の感情を吐き出させ、その間親は反発したり言葉を遮る事はしない事。
・どんなに長くかかっても、声を荒げたりせず落ち着いて子供の言葉を聞いてあげる事。
・あっちへ行け、と言われても辛抱強くすぐに抱きしめてあげられる位置で子供を見守る。
・落ち着いて来たら、一緒に問題を考えて話し合います。

タイムインを行う事によって子供は「自分の言い分や気持ちを受け止めて貰えた」、と満足感を得る事が出来ます。
「悪い事をしてしまったけど、親はどんな自分でも愛してくれるんだ」という安心感を得た子供は親を信頼し絆を深くするそうです。
また良い面悪い面全て受け入れられた子供は、自己肯定感も強くなります。

タイムアウトは子供自身が自分で考え、自分で改める目的があり、
タイムインは親が子供を支え、一緒に問題に取り掛かる事になります。

どうしてもタイムインの方が親の負担が大きくなりますが、大人には思いつかなかった子供の考えや事情が見えて来る事も。
一人で考えさせる時間も大事ですが、子供の行動の意味まで否定せず一緒に考える事が大事なのかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?
色々と子育て本はありますが、今回は海外のしつけ「タイムアウト」と「タイムイン」をご紹介させて頂きました。
子育てに一生懸命で試行錯誤しているママにとって少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
この記事を書いた人
ぽんこ

3歳の男の子を育てています。幼児と一緒に右往左往の毎日です。