子供の髪をといていると、サラサラで艶のある髪が羨ましくて仕方ない。
何とかそんな髪質を取り戻したくて、トリートメントやらオイルやら栄養を入れたくなってしまいがちですよね。
しかし美容師さんに言わせれば、健康な髪になるにはやはり一番は“洗髪”だそうです。
顔もそうですが、栄養を入れるにはまず汚れをきちんと落としてからでないと、どんなに高価なトリートメントも入っていきません。
正しい洗髪を一日一回行うことが大切になってくるそうです。

【正しい洗髪の手順】
1. まずはシャンプー前にしっかりお湯洗い
→髪を濡らすではなく、“洗い流す”感覚で2～3分程度しっかりと。

2. アミノ酸系シャンプーでよく泡立てて洗う
→毛穴の奥を洗っている感覚で。爪を立てず、指の腹を使って。

3. しっかり洗い流す

髪に良くないのは、洗髪後の頭皮にシャンプーやトリートメントが残っていることだそう。
シャンプーが頭皮を刺激し、痒みやフケに繋がってしまうので、しっかり洗った後はしっかり泡を落しきってください。
また洗い過ぎも余分な皮脂まで落してしまって、頭皮の乾燥に繋がるそうです。
一日一回丁寧な洗髪で十分だそうです。

髪を濡れたままにしておくと、頭皮の水分が多い分、乾燥が過度に進むため、今あるキューティクルが傷んでしまうそうです。
また生乾きの頭皮は雑菌の温床でもあります。
繁殖して臭いや痒み、フケの原因に繋がってしまいます。
濡れたままの状態で枕に寝れば、枕まで雑菌だらけに。
時間に追われて忙しいママには本当に面倒くさいドライヤーですが、髪の将来を思ってここだけはしっかり乾かして欲しいそうです。
キューティクルを傷つけないよう、バスタオルでこすらず、押し当てる感じで水分をある程度吸収してからドライヤーをかけると、そんなに時間を取られません。
乾かす前に、できれば市販で売っている洗い流さないトリートメントや椿油などで髪をコーティングしてから乾かす方が、髪を傷めずいいそうです。

頭皮を両手の平で押さえて、動かしてみてください。
なかなか頭皮が動かない人は、頭が凝り固まっている証拠だそうです。
筆者も指摘されて動かしてみたところ、試しにやった娘の頭皮はよく動くのに、自分のはがちがちに固まって動きませんでした。
頭皮が凝り固まっている状態では、健康な髪も生えてきません！
1日5分程度のマッサージで十分なので、頭皮マッサージをして頭皮の新陳代謝を活性化させることが大事だそうです。
指の腹を使って、円を描くようにマッサージしたり、男性物の頭皮洗浄ブラシも気持ちよくておすすめです。

最後はやはり体にいい物を取り入れて、体の中から健康な髪を作っていくことが大切だそう。
髪を生成するのに必要な栄養素は、ヨウ素とビタミン。
わかめ、ひじき、昆布といった海藻類は、甲状腺の働きを助け、髪の発育を促進するそうです。
料理に取り入れるのが手間であれば、パック入りのもずく酢などもおすすめです。
白髪は一度なってしまうと、ほとんどが黒髪には戻らないと聞きます。
3食きちんとバランスよく食べ、交感神経を刺激する辛い食べ物の食べ過ぎに注意して、夫婦揃って健康な髪を維持していきたいですね。