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危険な子供服、フードやひもで事故多発。子供服はJIS規格クリアのもので安全に!

2016年春夏物の子供服から、子供用衣料に付属する“ひも”の安全性について、JIS規格が適用されることになりました。
みなさんご存知でしたか?
今回はこの“JIS規格”が制定されるに至った経緯や規格内容についてお話したいと思います。

ひもによる事故多発!欧米では死亡事故も

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子供が遊んでいて服のひもや裾が引っかかり、怪我をした、あるいは怪我をしそうになった経験はありませんか?
子供を持つ親、約1200人にアンケートしたところ、77%の親が子供服に“危険を感じたことがある”、または子供服に起因する“事故を経験したことがある”という調査結果が出たそうです。
子供がまだ小さいうちは、子供から目を離さず見ていられても、大きくなってお友達同士遊び出したり、園に行き始めたりして、親の目が届かなくなると、親としてはとても不安になりますね。
子供服による事故事例を以下に挙げましたので、参考にしてください。

《子供服による事故事例》
・ フードがドアノブに引っかかり、首吊り状態になり窒息しかけた。
・ ファスナーを上げるとき、皮膚を挟んでしまった。
・ 滑り台やブランコの鎖にフードのひもが引っかかった。
・ ズボンの裾のひもがエスカレータに挟まれ転倒、手首を骨折。
・ ズボンの裾のひもが自転車のタイヤに巻き込まれて、自転車ごと転倒。
・ フードのひもが、スクールバスのドアに挟まれ、児童がバスに引きずられて死亡(アメリカ)。

子供服の“ひも”についての安全基準を統一

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日本ではまだ子供服を起因とする死亡事故はありませんが、アメリカやヨーロッパでは以前より何件も発生していたそうです。
そこで公的な規格を制定したところ、事故事例が大きく減少しました。

このような海外での背景から、日本でも子供服の“ひも”に起因する事故の未然防止を図るため、昨年12月に、「年齢層別、身体部位別にひもの要求事項」を規定、制定されました。
子供服大手のミキハウスなどは、かねてよりパーカーにひもを付けないなど、独自の安全基準を定め製造、提供販売していましたが、今回初めて公的に制定されたのです。
JISとは、製品の品質や安全性などの基準を決めた統一規格のことです。

安全基準の内容は?

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【年少の子供服(出生~7歳未満)】
・ 頭や首周りのひもの使用は禁止(フード)

【年長の子供服(7歳以上~13歳未満)】
・ フードのひもはOKだが、ひもがどこかに引っかかるデザインはNG

【年少・年長の子供服】
・ ホルターネックのひも使用は禁止(水着、ワンピース、キャミソールなど)
・ 背中にひもを使用するデザインも禁止

規定に入らなかったフード付きの服にも要注意!

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今回の規定は、子供服の“ひも”のみに特化して制定されました。
ひもに次いで事故原因として多いのが、フード付きの服だそうです。
フード付きの服を着て鬼ごっこをしていたら、お友達に後ろからフードを引っぱられて首が絞まったという事例もあるようです。
フード付きの服は着せて可愛いですし、売り場にもたくさん置いてあってつい手が伸びてしまいますよね。
親の目の届く範囲内で着させるのは問題ないと思いますが、園などに着せていくと、園側から断られるケースもあると聞きます。
取り外し可能な物を選んだり、フード付きは親とのお出かけ着のみに限定したりして、子供の怪我から親が守ってあげることが最優先だと思います。
子供服はつい可愛いもの、カッコいいものに目が奪われて、見た目で買ってしまいがちですが、子供の命に取って代えられるものはありません。
園や小学校に着て行く服は、JIS規格をクリアした服や機能面を重視して、より安全な服を選んであげるのが良さそうですね。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!