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乳腺炎で困った時は葛根湯!!!その効果は?飲むタイミングは?

母乳育児をやっていると、経験したことのあるママも多い乳腺炎。
筆者も、おっぱいがパンパンに張ってしまい、痛みに耐えられず、必至で吸わせたり搾ったりした覚えがあります。
妊娠中もそうですが、授乳中も何かと薬には気を使うもの。
そんな授乳ママにも安心して服用できるのが、漢方薬の葛根湯(カッコントウ)です。
わりと安価で、ドラッグストアでも簡単に購入できる葛根湯。
今回は葛根湯の効果や飲むタイミングなどについて詳しくお話したいと思います。

乳腺炎とその原因

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母乳育児をやっているママのおよそ4分の1が経験したことのある乳腺炎。
おっぱいに張り巡らされている乳腺の一部が詰まって、熱を持ち、しこりができて炎症を引き起こすのが乳腺炎です。
おっぱいの痛みだけでなく、発熱や寒気、頭痛、関節痛などといった風邪によく似た症状を引き起こすのも特徴です。
乳腺炎の原因はさまざまありますが、そのひとつは、体が冷え、血流が悪くなることで、母乳が乳腺の中に滞ってしまうことだそうです。
対処法としては、筆者も当時よくやりましたが、お風呂でおっぱいをよく温めた後、マッサージしながら搾り出したり、痛い方のおっぱいを重点的に飲ませたりするのが良さそうです。
自分で対処できないほど症状が悪化した場合は、産院に相談し、助産師による専門のマッサージを受けたり、薬の処方をしてもらうのがいいと思います。

葛根湯が乳腺炎に効く理由

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葛根湯は、体を温め、発汗作用を促すことで、血流を改善する効果が期待できます。
風邪にも葛根湯がいいと言われますが、それは体温を上昇させ、発汗で熱を下げる効果があるからです。
さきほど乳腺炎の原因のひとつとして、体の冷えが母乳の流れを滞らせることを挙げましたが、乳腺炎も風邪と同様、葛根湯を服用することで、体温を上げ、血の巡りを良くして、滞った母乳を流れやすくしてくれるのです。
また葛根湯は、発熱や腫れ、痛みを発散してくれる効果もあります。
おっぱいのしこりだけでなく、体全体の改善にも効きそうですね。

授乳中、本当に飲んでも大丈夫?葛根湯の成分

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漢方とは言え、葛根湯は薬。
授乳ママが気になるのはやはり赤ちゃんへの影響ですよね。
漢方薬は、草根木皮を中心とした自然由来の物と、鉱物などの天然物(生薬)の組み合わせでできています。
授乳中のママが風邪をひいたときなども、病院で処方される薬のひとつとして葛根湯があるように、葛根湯が母乳から赤ちゃんに移行しても何も影響はないそうです。
ただしすべての漢方薬が、赤ちゃんに問題ないわけではないですので、必ず医師や薬剤師に相談をしてからの服用をおすすめします。

【葛根湯の主成分】
① 葛根(カッコン)…マメ科クズの根。
② 麻黄(マオウ)…マオウ科マオウまたは同属植物の茎。喘息や痰飲の症状に処方させるエフェドリンの原料。
③ 大棗(タイソウ)…ナツメの果実。
④ 桂皮(ケイヒ)…ニッケイ(シナモン)などの樹皮。穏やかな発汗、発散作用。
⑤ 芍薬(シャクヤク)…ボタン科シャクヤクの根。鎮静。
⑥ 甘草(カンゾウ)…マメ科ウラルカンゾウなどの根。炎症やアレルギー症状を緩和。
⑦ 生姜(ショウキョウ)…ショウガ。

葛根だけでなく、以上7つの生薬が共に働くことで、より良い効果を発揮するそうです。

乳腺炎も風邪も大切なのは飲むタイミング

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漢方とは対照的な西洋医学は、臓器や組織に対して原因を求めて治していきます。
反対に漢方など東洋医学の特徴は、体全体を見ること。
体全体の調子を整えるためのものだそうです。
漢方薬を服用したからといって、ピンポイントで乳腺炎が改善するわけではありません。
風邪の場合もよく言われますが、乳腺炎も同様、漢方薬の効果を実感するには、症状が悪化する前の服用が大事になってきます。
乳腺炎の初期、おっぱいの痛みや腫れ、しこりなど、あやしいと思ったときに服用すると、悪化を防ぐことができるそうです。
葛根湯は市販でもわりと安価に手に入れられますし、医師の処方も保険適用なので値段をそこまで気にすることもありません。
予備でお家に保管しておいて、症状がひどくなる前に対処できるといいですね。
妊娠や授乳中に限らず、天然由来で、自然治癒力を高めることに重点を置いた漢方薬が、最近注目されているようです。
筆者かかりつけの内科医も、普段の診断に加えて、漢方治療を取り入れ、個々に合った処方をしてくれます。
授乳中のママなら誰もがかかる可能性のある乳腺炎。
ぜひ葛根湯を服用して体に負担をかけることなく、ひどくなる前に解消してみてください。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!