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妊娠中の感染症に注意!プレママが気をつけるべき感染症4選

妊娠中の女性が気になることとして、感染症がありますね。
寒くなってきて風邪など引きやすくなってきましたが、妊婦が感染症にかかると、赤ちゃんに影響を与えたり、投薬に制限があったり。。。いつもとはちがうため、なにかと注意が必要になってきます。
そこで今回は、妊婦さんが知っておきたい感染症について、症状や対策などをまとめましたので、参考にしてください。

インフルエンザ

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妊婦さんにとって、冬にかけて一番気をつけたいのがやはり“インフルエンザ”ですね。
妊娠中は免疫力が低下しており、かかると重症化しやすく、亡くなるケースも0ではありません。
感染力もとても強く、家族がかかるとすぐにうつってしまいますが、インフルエンザの場合は予防ワクチンがあり、妊婦も接種可能です。
ワクチンを接種しても、流産や先天性異常の発生リスクが高くなったという報告はありませんし、日本では妊婦をワクチン接種の優先対象としています。
妊婦の接種率は6割ほどと、まだまだ低いですが、打ったほうがかかったときに重症化を確実に防げます。
効果が出るまでに1ヶ月かかるので、妊娠の週数に関係なく、できるだけ早めの接種をおすすめします。

りんご病

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今は落ち着いていますが、すこし前までりんご病(伝染性紅斑)が流行していました。
りんご病は、子どもがかかることが多く、発熱、倦怠感、関節痛など感冒症状がみられ、頬などが赤くなる紅斑が出る病気です。
妊娠20週未満までは感染リスクが非常に高く、感染した場合、赤血球が一時的に作られなくなり、胎盤や胎児への血液供給に支障が出てきます。
血液を通じ胎児にも感染すると、胎児貧血や発育不良、浮腫、最悪の場合は流産をしてしまう可能性もあります。
インフルエンザと違ってワクチンや治療薬がなく、かかった場合は対症療法しかありません。
とは言っても、ほとんどの人が子どものころにかかっているはずですので、妊娠中にもう一度かかることは少ないと思います。
かかった覚えのないママは、抗体があるかどうか血液検査をしてもらうとすぐにわかりますので、担当医に相談してみてください。

トキソプラズマ原虫

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食べものから気をつけたい感染症として「トキソプラズマ原虫」があります。
生肉から感染することが多く、この原虫は加熱が不十分な肉や、動物の体内、猫の糞、土の中などに生息しており、食べものや手を通じて口から侵入します。
妊婦が感染すると、赤ちゃんに発達障害や脳障害などが起こるリスクがあります。
妊娠中は安全のため、できるだけ生ものを食べることを控えるようにし、ペットを飼っている人は、糞の始末など衛生面にはとくに気をつけるようにしてください。

風疹

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妊娠4~20週に初めて風疹ウイルスに感染した場合、赤ちゃんが難聴や白内障、緑内障、心臓疾患を引き起こすことがあります(先天性風疹症候群)。
風疹にかかった覚えがなかったり、抗体が十分にない女性はとくに注意が必要となってきます。
りんご病同様、抗体があるかないかの抗体検査は産婦人科でできますので、相談してみるのがいいと思います。
できれば妊娠する前に、女性はもちろんのこと、ご主人や一緒に住む家族などが予防接種を受けることをおすすめします。
風疹に感染すると、すべての赤ちゃんが先天性風疹症候群を引き起こすわけではありませんが、妊娠の週数によってもリスクは変わってくるため、妊娠前に予防接種を受けておくのがいいです。
どの感染症もそうですが、外出から帰ったら手洗い、人ごみではマスクの着用、生ものを控えるなど、日々の心がけで予防が可能なものも多いです。
またワクチンの接種や妊婦健診にしっかり行くことで、何かあっても早期に発見、治療ができます。
不安なことがあれば担当医に相談をし、説明を聞いて、安心して妊娠生活を送れるようにしたいですね。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!