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備えは万全⁈子供のための非常食。常備しておきたい食材とは?

東日本大震災以降、いざという時のための非常食を常備しているご家庭は多いと思います。大地震が起きた時、大人は「食べられる物」さえあれば文句は言わないですよね。しかし子供、まして小さい赤ちゃんや幼児の場合、「これしかないの、我慢して」と言っても、大人のようにはいきません。不安や緊張で精神的に不安定な状態で、普段食べていない物を食べられる子はなかなかいません。非常食は常備しているから大丈夫と思っているママやパパ!子供のことを考えた非常食について一度考えてみてください。

災害時、理想の非常食とは?

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災害の時の非常食は、「食べられればそれでいい」と思っていませんか?
単身や大人だけの家庭なら、それでも大丈夫だと思います。
命だけでも助かったのだから、少しぐらい我慢しようと思いますよね。
しかし子供は大人と同じようにはいきません。
赤ちゃんや幼児に「これしかないから今は我慢して!」と言ったところで、我慢してくれるはずはありません。
泣きじゃくり、無理やり口に入れた物が吐き出されるのはたやすく目に浮かびます。
それでなくても大地震など初めての経験で、子供は大人以上に不安でいっぱいです。
非日常的な生活に慣れるだけでも大変なのに、食べたことのない物ばかりでは身も心も悪くなる一方です。

災害時の食事の理想は、「普段食べている物を、インフラが途絶えても食べられる」ことだそうです。
これはあくまで理想なので、普段の食事と全く同じ物とまではいきませんが、子供がいる家庭の場合、できるだけ普段の食事に近づけるようにしたいですね。

必要なのは3段階に分けた食材

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『非常食』と聞くと、レトルトのお粥や乾パンなどを想像される方もいるのではないでしょうか。
災害直後からを時系列で3段階に分け、災害状況に合わせた食事を摂るのがいいとされています。

① 災害直後
災害直後、大人以上に不安でいっぱいなのが子供たち。
小さい子供の不安を落ち着かせるために必要な食材は、子供の大好きな『おかし』がベストだと考えられています。
普段食べ慣れているおかしが理想。
ビスケットやクッキーなどは水分が欲しくなるので、災害時の非常食としてはあまり向いていません。
唾液で溶けるソフトせんべいや、長持ちする飴などが適していると思います。

② 災害発生より、半日以降
災害が起きて半日が過ぎると、状況はある程度把握でき、落ち着きを取り戻すことができると思います。
インフラはまだ回復していない可能性が高いため、水道、電気、ガスなどはあてにできません。
この時に適しているのが、パックを開けてすぐに食べることのできる『パウチ食品』。
温めなくても、お湯を加えなくても、すぐに口にできる『ごはん』があれば、とりあえずはエネルギーを摂取できます。
しかしパウチ食品は、大人もそうですが、食べ慣れていない物が多いですので、日常で一度食べてみるのもいいと思います。
普段に一度口にしておいて、食べられる物は非常食に、とても食べられない物は保存しない、など家族で把握しておくと、いざという時に役立つと思います。

③ インフラ回復後
水道や電気、ガスが通ったら、温めて食べられる『レトルト食品』が食べられるようになります。
カップラーメンやカレー、丼物など、通常の食事と変わらない物が口にできるようになりますので、ここまで来れば、食事に関してはとりあえず一安心ですね。

常備しておきたい食材

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筆者自身も取り組んでいることなのですが、『非常食』として食材を保存するのではなく、普段から、常温で保存できる『ドライ食品』と言われる物を、ある程度ストックしておくと、災害時にとても役立つそうです。

・米、パン、カップラーメン、乾燥麺
・缶詰、カレーや丼物のレトルト食品
・缶入りやペットボトルの水、お茶、ジュース
・お菓子、ドライフルーツ
・漬物、佃煮

我が家には『ドライ食品』を置いておくパントリーがあるのですが、いつも、料理で使用したら、新しい物をすぐに購入し、保存しておくようにしています。
ペットボトルの水は3本、缶詰は5個、カップラーメンは2個など家族の人数に合わせて個数を決めて、『無くなったら補充』を心がけています。
こうしておけばいざという時、普段食べ慣れている物を食べることができるので、子供がいても困らないと思います。
『非常食』として構えるのではなく、ちょっと多めに購入して、賞味期限を見ながら上手に食材を回していくのも一つの手です。

 


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『非常食』は常備しているけれど、『子供のための非常食』は考えていない人も多いのではないでしょうか。非常時、心も体も不安でいっぱいな時に、食べたこともない物を食べろというのは、やはり子供にとっては酷ですよね。『非常食』として構えるのではなく、普段から『ドライ食品』をある程度余裕をもってストックしておくと、いざという時も困らないと思います。ぜひ心がけてみて下さい。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!