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親の在り方。【甘やかす】と【甘えさせる】の判断をわきまえる

某芸能人の息子さんである2世タレントが、刑事事件を起こしたことで、親の在り方、子供への甘やかせ方が問われていますね。子供へのどういう接し方がいいのか、どうしたら親のエゴなのか、理想はあるけれど現実はなかなか難しいですよね。そこで今回は、子供を「甘やかす」ことと、子供を「甘えさせる」の違いについて、考えてみたいと思います。

【甘やかす】ってどんなこと?

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子供を「甘やかす」とは、すぐに手を貸してしまうこと。
我が家でも私と主人でいつも揉める話題なのですが、主人はすぐに娘に手を貸してしまいます。
例えば、お風呂上がりの着替え。
お風呂から上がると、娘は主人に体を拭いてもらって、寝室でパジャマを着る。
まずはパンツと下着、その後パジャマ。
パンツはきちんと履けたけれど、下着の前後ろがわからず、それを見た主人は娘から下着を取って着させてしまいました。
その流れで、結局パジャマも着させてもらった娘。
お人形のように頭からかぶせてもらって、足を通せばいいだけだから、娘だって簡単、主人も簡単。

だけど、と言って、私はいつも口出しをしてしまいます。
『今日のパジャマを着させる』という目標を達成する分には、それでOKですが、娘はこれからずーっと毎日パジャマを着ないといけません。
でも主人のやり方だと、娘は、いつまでたっても自分一人でパジャマを着ることはできないですよね。

子供と一緒にいると、親は子供がこれから失敗しそうだということを失敗する前に予測できてしまいがちです。
段差の前で転ぶとか、間違った箸の持ち方だからこぼしてしまうとか、子より長く生きてきた分想像がついてしまいます。
事故やけがにつながる失敗は別として、子供は失敗させないと成長できないことは多いと思います。
失敗を予測してすぐに手を貸すのではなく、どうして失敗してしまったのか、失敗しないためにはどうしたらいいのか、教えてあげるのが、親の在り方なのかなと思います。

【甘えさせる】ってどんなこと?

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すぐに手を貸すことが「甘やかす」ということならば、「甘えさせる」とは、見守ってすべてを受け止めてあげることだと思います。
パジャマの着替えの時もそう。
私は娘にとってはちょっと酷ですが、手は貸しません。
服の前後ろがわからないなら、どうやったらわかるのかをまず教えてあげました。
その後、「ずっと見てて、応援してあげる」と言って、本当に何もしないでそばで見ていました。
娘は「がんばる!」と言って、自分で服の前後ろを判断し、下着をズボンの中に入れ、自分の力だけでパジャマまで着ることができました。

子供が上手くできないのを見ると、じれったいので、手を出してしまう気持ちはよくわかります。
でも後々のことを考えると、ママも子供も楽になるのは、今手を貸さず自分でさせるのが近道だと思います。
上手に着ることができた娘はとても喜んで、私に抱き着いてきました。
私は思いっきり抱きしめて、褒めまくりました。
褒められて調子に乗った娘は、次の日からちゃんと自分で着替えることができています。

「甘えさせる」ということは、親が飴とムチをきちんと使い分けて、一人で頑張らせた分、その頑張りを認めてあげることだと思います。
飴ばかりでは、やはり成長はできません。
厳しくさせても、その頑張りを誰よりも親がわかっていれば、子供に伝わるのではないかと思います。

子育ては頑張らないぐらいがちょうどいい

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とは言え、理想はわかっていても、私自身もなかなか上手くいくことばかりではありません。
時間に追われれば手を貸してしまいますし、腹が立てば大声を出してしまいます。
そんなときは、いつもちょっと考え方を変えてみます。
「見守る=放っておく」
本来の意味で子供を放っておくと、ネグレクトになってしまうので、もちろん放置はしませんが、手を貸さず口も出さず、少しだけ育児を放って怠けようと考え方を変えるのです。
しばらく子供の好きなようにさせて、成功も失敗もなんでもさせる。
確かに親が手を出すよりは時間がかかるけれど、自分はその間本を読んでいたっていいんです。
そうして「できた!」と言ったときに、思いっきり甘えさせてあげられれば、それでいいのかなあと思っています。
甘えさせ上手なママは、力の抜くところ、力の入れるところがわかっていて、それを上手に切り替えているママだと思います。
力の抜き方は人それぞれ。
パパに手伝ってもらってもいいし、自分の時間に充ててもいいし、一歩下がってぐらいが子育てにはちょうどいいのかもしれませんね。

 


ママ、ひとりでするのを手伝ってね! モンテッソーリの幼児教育 [ 相良敦子 ]
子供の成長を思うと、親の子への在り方は、子供が何歳になっても悩むところですね。私もまだまだ5年目のぺーぺーママなので、つまづいてばかりです。親も子も失敗して成長すればいいのかなあと、日々7掛けくらいで頑張ろうと思っています。無理をしないで、肩の力を抜いて、ママが笑顔でいることが子への成長へとつながるのではないでしょうか。
この記事を書いた人
MAKOMI

4歳になる娘を持つママです。子育てを始め、読書レビュー、ファッション等、多方面で執筆中。面白いネタを探して、日々アンテナを張って生きてます!

#子育て#教育#しつけ#育児