マイナンバー制度に関しての一番の不安はやはり個人情報の問題。
気になる点をいくつかまとめてみました。
・個人情報をまとめるということは他の機関にも自分の情報が行きわたってしまうのか
必要な情報を必要な部分のみやり取りする「分散管理」というシステムはあるようですが、他の機関にすべての情報を渡すということはせず、あくまで必要な限られた情報のみということになるようです。
・なりすましなどでマイナンバーを悪用されたりはしないのか
手続きの際にはマイナンバーのみでは手続きが出来ず、身分証明書などによる本人確認も必要になるので、もしマイナンバー情報が漏えいし、他人が悪用しようとしてもマイナンバーのみで手続きをするなりすましはできません。
というように対策は練られているようですが、個人情報漏えいの問題そのものについては、「制度・システムの両面からさまざまな安全策を講じる」ということです。
しかし、その安全策の内容が明確にはどんなものなのかは分かっていないのが現状の様子。
更にマイナンバー付きの個人情報ファイルを提供した場合などには重い罰則も適用されるようですが、果たしてそれで漏えいを防げるのか少し不安ですね。
個人情報にはかなりの価値がありますから、リスクを冒してでも情報を提供しようとする人がいなければ良いのですが…。
とにかく対策の内容がはっきりと明示されるようになってほしいものです。
個人情報の漏えい対策に関しては、内閣官房のマイナンバーについての解説ページも是非ご参考にしてください。
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/