コンドミニアムとは、賃貸型の分譲マンションのこと。
日本ではあまり聞き慣れませんが、英語圏ではホテルと並んでごく一般的で、ファミリーや長期滞在者に人気の施設となっています。
コンドミニアムとホテルの大きな違いは、キッチンがあるところ。
イメージとしてはマンションと同じなので、キッチンで料理をして、ダイニングでご飯を食べることができます。
リビングと寝室が別々で、ホテルと比べてとても広いので、スーツケースを広げたら、歩くところがない！なんてこともありません。
またコンドミニアムはレストランやルームサービスがなかったり、コンシェルジュが不在のところもありますが、その代わりにプールやテニスコート、バーベキューグリルなどが充実しているので、家族でのんびりできます。
筆者もバーベキューグリルを借りて、アメリカならでは、分厚いステーキをじっくり時間をかけて焼いて、家族でバーベキューを楽しみました。

子どもを連れての海外旅行で困るのが食事。
日本と比べ、海外のレストランは子どもの利用に制約があったり、1日3食、子どもを抱っこして毎回レストランを探し回るのは結構大変だったりしますね。
指定した部屋にもよりますが、コンドミニアムはキッチンが付いているので、そんな心配はありません。
日本から持ってきた食料を使って普段食べている食事を作ることもできますし、近くのスーパーで買った食材で調理をしたり、授乳中の赤ちゃんがいる場合は、お湯を沸かしてミルクを作ったり哺乳瓶を洗ったりすることもすぐできます。
コンビニで買ったものやテイクアウトしたものをホテルで食べようと思っても、ホテルだと食べる場所がなかったりしますね。
コンドミニアムはダイニングとリビングがあり、食器やグラスも揃っているので、家にいるのと同じ感覚でゆっくりと食事ができます。
子どもが寝たあとに、夫婦で夜景を見ながらゆっくりとお酒を飲むことも可能で、筆者も本当にのんびりできました。
ホテルで朝食を摂ると、平気で2000円～3000円かかってしまいますが、コンドミニアムなら簡単に済ませることもでき、その分夕食に外食でお金をかけることもできるので、上手に食費を抑えることも可能です。
またコンドミニアムは部屋や施設内に洗濯機があるので、滞在中一回でも洗濯ができると、子どもは着替えが多いですし、持ち物が減って便利ですね。

気になるコンドミニアムの料金ですが、ホテルと同様、立地やグレード、部屋からの景観などによって値段が変わってきます。
ホテルと比べて全体的に高かったり、安かったりということもなく、ピンからキリまで。
ワイキキに関して言えば、1泊100ドルのところから、1,000ドルを超えるところまであり、旅行会社を介すればその分料金も上がってしまいます。
予算に合わせて選んでください。

いいことばかりのようなコンドミニアムですが、デメリットもあります。

1. 使い方を間違えるとシンクが臭い！
ディスポーザー（生ゴミ粉砕機）を採用しているところが多く、シンクに生ゴミを直接入れられるので便利ですが、蓋をしておかないと部屋全体が生臭くなってしまいます。

2. 日本語が通じない場合も
日本語対応していないところも多いので、英語が全くダメな方には不向きかも。

3. 立地は繁華街から少し遠め
一等地に建っていないことが多いので、交通の便などを考慮して選ぶのがいい。

4. お部屋の掃除回数が少ないところも
ホテルではないので、毎日掃除をしてくれない施設もあります。

デメリットは施設それぞれで変わってくるので、事前に調べて、自分に合ったコンドミニアムを選択すれば問題ないと思います。