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他人事じゃない!詳しく知りたい乳ガンのこと。
様々なメディアで報道されている、バラエティ番組で人気のあのタレントさんの乳ガンによる「右乳房全摘出手術」。
毎年かかさず検診を受けていたのにもかかわらず、全摘しなくちゃならないほど進行していた乳ガン。女性であるママたちには他人事ではないですよね。
ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは乳ガン予防のため、乳房の切除手術を行っています。
このニュースを聞いた時は「そこまでするの!?」と思ってしまいましたが、今回のことで命に関わる大変な病気なんだと、自分もなるかもしれないんだと改めて思い知らされた感じです。
乳ガンってどんな病気なのか、予防法はあるのか。
これを機に調べてみました。
ママのからだのこと
1. 乳ガンの症状
www.photo-ac.comよく言われるのが「胸のシコリ」。
5mmから1cmくらいになると自分で触って気づくそうです。
そのシコリが乳房の皮膚近くに達すると、えくぼのような窪みができたり、皮膚が赤く腫れたりすることもあるそうです。
他にも乳頭の異常(湿疹・ただれ・分泌物)や乳房皮膚の異常(発疹・腫れ・ただれ)があります。
ごく初期の段階では、痛みや体調不良などの自覚症状がないことが多いとのこと。
乳ガンは放置するとリンパ節や他の臓器へ転移しやすいため、早期発見のためにこまめなセルフチェックや定期的な検診が大事です。
少しでも異常を感じたら検査に行った方がいいですね。
検査の結果、何もなければOKですし、ガンが見つかっても早期発見できれば治る確率が高いガンでもあるそうです。
だからセルフチェックや定期検診を勧めるポスターやCMなどをよく見かけるのですね。
2. 乳ガンのできる場所
www.ac-illust.com以下に各部位の発生確率を一覧にしてみました。
・外側上部:47.6%
・内側上部:23.5%
・外側下部:13.0%
・内側下部:6.8%
・乳輪部:6.1%
・全体:3.4%
・不明0.8%
(出典:全国乳がん患者登録調査報告.第32号.2000)
圧倒的に外側上部なんですね。
女性でしたら大半の方がブラジャーをつけると思います。
その際に異常がないかチェックすることを心がけるといいかもしれません。
また、お風呂で体を洗う際にタオルなどではなく胸だけでも手で洗うようにするとよいという話も聞きました。
普段触っている人と、そうじゃない人では異変に気付く感覚がかなり変わってくるそうです。
3. 乳ガンの予防
www.photo-ac.com運動を習慣とし、適正な体重を維持することで予防が可能なのだとか。
閉経後の肥満が発生リスクを高めることになるそうなので、健康的な生活習慣が大事だということです。
また、科学的に証明されていないけど、大豆食品や魚、野菜、果物、お茶などに予防効果が認められたという報告もあるそうです。
乳ガンは遺伝すると言いますが、その割合は乳ガン全体の5〜10%程度だと言われています。
残りの90〜95%は、食生活などの環境因子が主に関与しているそうです。
冒頭にも書きましたが、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは「予防」として乳房と卵巣を切除しました。
女優という職業柄、健康にも美容にも人一倍ストイックに努力しているに違いありません。
しかし、遺伝は本人の努力ではどうしようもないことがあります。母と祖母がそれぞれ乳ガン、卵巣ガンで亡くなっています。
遺伝子検査をした結果、将来乳ガンになる確率が80%を超えていたそう。
そこで彼女のとった手段が乳房と卵巣を切除する「リスク低減手術」です。
端から見ると極端な予防法ですが、それぐらい怖い病気であると認識しているからこその行動だったと思います。
4. 乳ガンの治療法
www.photo-ac.com外科療法は乳房にできてしまったガンとその周りの正常な組織を切除します。
最近は切除する部分を縮小する傾向で、乳房を温存できる方法が乳ガン手術全体の40%以上を占めているそうです。
それでもガンの広がり方により、温存できるかどうか変わってきますので、やはり早期発見が重要です。
乳房を切除してしまっても、再建することができる場合もあるそうで、自分の筋肉や人工物を使用し、乳房・乳頭を形成することが可能だそうです。
放射線療法は、局所的にガンとその周辺に高エネルギーのX線を当てて、ガンの増殖を抑えたり、死滅させたりします。
乳ガンは種類にもよるそうですが、放射線治療の効果が現れやすいそうです。
痛みを感じず副作用が少ないので、外科療法でガンを切除し、残った乳房内の目に見えないガンを放射線でやっつけるという方法が多いそうです。
薬物療法は、いわゆる「抗がん剤」です。
乳ガンはこのような化学療法に反応しやすいガンだそうです。
抗がん剤はガン細胞を死滅させる一方、他の細胞へのダメージも大きく、吐き気や食欲低下、脱毛などの副作用が現れます。
現在は他にも様々な治療法があり、その乳がんの特性により術後の治療方針が変わるそうです。
50歳前後が一番リスクが高いそうですが、20代でなる人もいます。
50代なんてまだまだ!と思っていても突然なるのがガンという病気です。
日本の乳ガン検診受診率は医療先進国の中でもダントツに低い36.4%(出典:公益財団法人がん研究進行財団「がんの統計2013」)です。
乳ガンは早期発見で生存率が格段に上がります。
自分のため、家族のため、5年先、10年先も生きるために検診に行きましょう!
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